子供の成長 9歳の壁を乗り越えるために のぶこせんせのコラム
小さい頃からピアノレッスンに通われているお子さまにもかならずおとずれる
9歳の壁 反抗期
私は、順調に成長しているなぁと嬉しく思いますが、お父さんお母さんにとってはお子さんが扱いにくくなってきますね
急に親の言うことをきかなくなって…。
ピアノの練習をさぼるようになる頃。
しばらく忍耐の時期です。
私は、自分で考えることを促すようにしています。
お子さまの一過程として長い目で見ることが一番だと思います。
では、この時期大人としてやるべきことは何か?
“9歳の壁”を乗り越えるには?
難しい年ごろになってきたけど”9歳の壁”って何?どうしたら良いの?克服法はあるの?
心理学では9歳前後というのは心の発達で大きな変化がある年頃とのこと。
「9歳の壁」を克服するため親ができること
勉強がわからなくなる子どもが9歳で増えることから呼ばれる言葉。
幼児期に遊び足りない子がつまずく「9歳の壁」とは
学習内容が具体的なものから抽象的なものへと変わり、目でみてわかるようなものから、文章問題や分数など思考力が求められるようになるため、勉強がわからなくなる子どもが増えるのです。
低学年と異なる思考能力が必要になってくる時期。
幼児期に遊び足りない子がつまずく「9歳の壁」とは
“ギャングエイジ”突入期。
周囲の優劣にも気付き始めて、自分と周囲を比較しだし、優越感・劣等感を抱き始め、自分と他人という周りの状況が見えてくる頃です。
行動に表れる以上に、内面は複雑に混乱している時期。
知的言語も情報処理能力も発達して、まだ幼稚ながらも理論的に考え、精神的な自立心が芽生え、自分なりの結論を出すことができるようになります。
幼児期の遊びが大事‼️
入学前の子どもにとって本当に重要なのは、実は“遊び”なんです
未就学期にちゃんと遊んでいなかったり、親が指示を与え過ぎると、子どもの学習意欲の低下に繋がります。
遊びは量よりも質が大事で、特に親との関わり方が大切。
就学前の遊びを通じて身につけた集中力などが、就学後の学習意欲を育む。
遊びとはどんな遊び?
遊びの主導権を子どもに渡して、好きなように遊ばせ、しかも親も一緒に遊ぶ。「自律型」であり「共有型」の遊ばせ方。
子どもには「これをやりなさい」と遊び道具を親が指示してしまったり、本来のルールとは違う遊び方をしていると「そうじゃない」と、つい大人目線で介入したりしがちなのが、「依存型」であり「強制型」の遊ばせ方になる。
火の体験、石の体験、土の体験、水の体験、木の体験、草の体験、動物との体験
、ゼロの体験(暗闇・飢えや渇き)の8の原体験の重要性
9歳までの原体験が学力の基礎、土台となる探究心や工夫する力、感性を高め、人格形成にも大きな影響を及ぼすとされているそう
自然の中で五感を刺激する原体験をした子どものほうが学ぶ力と心を育み、自分で考えることができる大人へと成長する
『9歳の壁の克服方法』
少しずつ親離れをさせましょう。子どもが親から離れることで、自主性を獲得できます
親との関係よりも友達や社会との関係を大事にして親離れが始まる頃です。また、友人関係が急に変わってしまい、別の友達と仲良くなるのも珍しくない年頃です。
この時期に失敗させることで、何かにつまずいても簡単には逃げ出さない強さが身につきます。
物事は何事も毎回うまくいくとは限りません。失敗を知らないまま大人になると、挫折した際に立ち直れなくなり、社会生活をおくれなくなる恐れすらあります。
問題は自分で見つけさせて、自分で解決させるようにしましょう。
親が手取り足取り教えていては、自主性の獲得時期を逃してしまい、一生引きずって、自分では一切考えずに他人に答えを見つけてもらう、ということが続いてしまいます。
「手をかける」から「目をかける」子育てへ移行しましょう。
話してくれれば聞き、心を寄り添わせる姿勢を示しておくだけでも安心が違います。今までより放っておく時間を増やして行きましょう
やはり、親子の距離が大事になってきますね
これは友達関係でも言えることで、
良い人間関係を築くためには距離だと思います。
近づきすぎず離れすぎず
千葉市緑区あすみが丘のピアノ教室
音の森アカデミー主宰 大西暢子