寒い日のお薦めの名曲 音の森アカデミーピアノ教室
冷たーい雨が降り続いた一日でした
関東の山間部や東京都内では雪が降りましたが、千葉市・あすみが丘は雪になりませんでした。
ホッとしました
金曜日レッスンの生徒さんたちが心配でしたが、いつもどおりに元気にレッスンに来てくれました。
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本日のコラム
バッハの名曲 イタリア協奏曲
学生の頃に出合ったイタリア協奏曲は
どんな時でも私の心を明るくしてくれる
その後、ローマを訪れてから
イタリアの乾いた空気と明るい陽射し・
明るく陽気なイタリアの人々、それから
オレンジ色の屋根と生成りの壁の街
この曲が実にぴったりmatchする
もとはチェンバロの曲
今ではピアノで演奏されることが
多いですが、なぜ協奏曲なのか?
少し紐解いてみたいと思います✨
バッハは音楽的先進国のイタリアの音楽を若い頃から研究して、とりわけ、ヴィバルディを完成者とするイタリアの協奏曲の
様式に深く影響を受けました。
このことが、18世紀のバッハ復活とともに思い出されて、すでに忘れ去られていたヴィバルディにも光が当たるようになったというのは有名な話しです。
特に、バッハの心をとらえたのは、総奏部と独奏部を交互に出して進むというスタイルでした。
このイタリア協奏曲では(バッハ自身、「イタリア趣味による協奏曲」と読んでいたそうです)、そのようなイタリア風の協奏曲の様式を一台のチェンバロだけで示そうとした意欲的な作品です。
この作品の最大の聞き所は、オーケストラの部分と独奏楽器の部分のコンストラストを一台の楽器でどのように実現するかです
バッハは、この難しくも興味深い課題を音を何重にも積み重ねて重量感をだすことで響きを充実させることと、それとは対照的に弱音で響きを薄くすることで独奏楽器の軽やかな動きを際立たせることで実現しています。
この作品は現代においてもバッハの代表作品として演奏される機会の多い作品ですが、演奏者によってそれらの対比をいかに表現しているか聴き比べるのも面白いです
寒い日に☕️ BGM にお薦めの名曲です