ソナチネとは 千葉市緑区のピアノ教室 音の森アカデミーのぶこせんせのコラム

2014-07-09

雨の朝のあすみが丘

昨日は晴れ間は二日は続かず…。

昨日巣立ったヒヨドリ達はどこかで雨宿りでしょうか。

天敵に合わないで元気にスクスク育ってほしいです❗️

小学四年生のマーちゃんはクーラウのソナチネを練習中

フレーズ練習を中心に仕上げに入りました

1楽章に取り組んでいますが、次の頁を見てソナチネは長いと思ったマーちゃん。

今日はマーちゃんとソナチネは意味を調べました。

ソナチネとは、小規模なソナタという意味で、

いくつかの楽章が集まって、1つの曲ができています。

ソナチネの次に学ぶソナタでは、通常3~4楽章ありますが、

ソナチネでは、2楽章までの曲が多く、

また、各楽章も短めになっています。

しかし、ブルグミュラーに比べると、

曲も複雑になり、長い曲が多くなります。

このように、ソナチネでは、

短いながら、楽章にわけられているため、

各楽章で、弾き方を変化させたり、

流れを理解することも学びます。

そうすることで、表現力や演奏技術も、

身につけることができます。

また、ソナチネアルバムの中にある曲は、モーツァルトや、

ベートーヴェンなどが作曲したもの、

ソナタ形式の曲を集めたものが、中心になっています。

そこで、作曲家についての理解も深め、

それに合わせた弾き方も、学んでいきます。

そして、ソナチネアルバムの教本は、

作曲家別になっており、難易度順になっているわけではありません。

ですから、最初のページの曲が簡単ということではなく、

一冊の本の中でも、難易度に幅があります。

次にソナタについて

「ソナタ」とは・・・

古典派~ロマン派時代(18世紀半ば~19世紀半ば)にできた音楽形式で、

「ソナタ」という語は、イタリア語の「ソナーレ(響く)」という言葉からきています。

ソナタ形式は、
<提示部 → 展開部 → 再現部> と、3つにわかれます。

そう!
1・2・3楽章っていいますよね!

きまりとしては、  
1楽章
提示部:テーマを提示する
(第1主題→つなぎ→第2主題→ちょっとした終わり)

 ↓

2楽章
展開部:テーマを展開する

 ↓

3楽章
再現部:テーマを再現する
(第1主題→つなぎ→第2主題→しっかり終わり)

それから、3つのお約束があります!

1)第1主題と第2主題は“ちがう調”で提示する

2)提示部はもう1度くり返す

3)再現部では第1主題と第2主題は“同じ調”で作る

「ソナチネ」とは・・・

上記の“展開部”または“再現部の第1主題”のいずれかが省略されることがある形です。

ということで、ピアノをお勉強するともれなく学ぶ、

ソナチネ・ソナタ

とても素敵な楽曲がたくさんあります!

どうぞ楽しんでお勉強を続けてください。

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