ソナチネとは 千葉市緑区のピアノ教室 音の森アカデミーのぶこせんせのコラム
雨の朝のあすみが丘
昨日は晴れ間は二日は続かず…。
昨日巣立ったヒヨドリ達はどこかで雨宿りでしょうか。
天敵に合わないで元気にスクスク育ってほしいです❗️
小学四年生のマーちゃんはクーラウのソナチネを練習中
フレーズ練習を中心に仕上げに入りました
1楽章に取り組んでいますが、次の頁を見てソナチネは長いと思ったマーちゃん。
今日はマーちゃんとソナチネは意味を調べました。
ソナチネとは、小規模なソナタという意味で、
いくつかの楽章が集まって、1つの曲ができています。
ソナチネの次に学ぶソナタでは、通常3~4楽章ありますが、
ソナチネでは、2楽章までの曲が多く、
また、各楽章も短めになっています。
しかし、ブルグミュラーに比べると、
曲も複雑になり、長い曲が多くなります。
このように、ソナチネでは、
短いながら、楽章にわけられているため、
各楽章で、弾き方を変化させたり、
流れを理解することも学びます。
そうすることで、表現力や演奏技術も、
身につけることができます。
また、ソナチネアルバムの中にある曲は、モーツァルトや、
ベートーヴェンなどが作曲したもの、
ソナタ形式の曲を集めたものが、中心になっています。
そこで、作曲家についての理解も深め、
それに合わせた弾き方も、学んでいきます。
そして、ソナチネアルバムの教本は、
作曲家別になっており、難易度順になっているわけではありません。
ですから、最初のページの曲が簡単ということではなく、
一冊の本の中でも、難易度に幅があります。
次にソナタについて
「ソナタ」とは・・・
古典派~ロマン派時代(18世紀半ば~19世紀半ば)にできた音楽形式で、
「ソナタ」という語は、イタリア語の「ソナーレ(響く)」という言葉からきています。
ソナタ形式は、
<提示部 → 展開部 → 再現部> と、3つにわかれます。
そう!
1・2・3楽章っていいますよね!
きまりとしては、
1楽章
提示部:テーマを提示する
(第1主題→つなぎ→第2主題→ちょっとした終わり)
↓
2楽章
展開部:テーマを展開する
↓
3楽章
再現部:テーマを再現する
(第1主題→つなぎ→第2主題→しっかり終わり)
それから、3つのお約束があります!
1)第1主題と第2主題は“ちがう調”で提示する
2)提示部はもう1度くり返す
3)再現部では第1主題と第2主題は“同じ調”で作る
「ソナチネ」とは・・・
上記の“展開部”または“再現部の第1主題”のいずれかが省略されることがある形です。
ということで、ピアノをお勉強するともれなく学ぶ、
ソナチネ・ソナタ
とても素敵な楽曲がたくさんあります!
どうぞ楽しんでお勉強を続けてください。
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