音楽の背景を知る 千葉市緑区ピアノ教室のぶこせんせのコラム

2014-01-24

新年を迎えて三週間が経ちました。時間の経過とは速いものです。

 

作曲家が音楽を創作するとき彼らは必ず何かを題材にしています。モチーフ・時代背景・表現したいことetc。

演奏する側はその音楽と向き合うとき知る必要があります。

今年、ケセラセラでは木下牧子作曲・三好達治作詩「鴎」を歌います。

この詩は三好達治氏が終戦直後の昭和21年に出版した詩集「砂の砦」に所収しています。

多くの命を奪った戦争が終わった直後に書かれた詩。

「鴎」の歌詞の中に鴎という言葉は出てこなくて「彼ら」という言葉に置き換えて表現しています。この歌は「ついに自由は彼らのものだ」が、12回繰り返されます。

『彼ら自身が彼らの故郷、彼ら自身が彼らの墳墓』白い鴎の白は旧制高校の夏の真っ白い制服。舞踏室は旧制高校にあった体育館。

戦争で死んでいった若者の魂であり、その魂が死して初めて自由に躍動している様を鴎に託していると思われます。紺青の海、抜けるような青空の間を自由に群舞する白い鴎、そこに映える夕焼け・朝焼けの赤のコントラストを絶妙の響きで描いているのです。

映画館では「永遠の〇」が上演されています。孫がゼロ戦機に乗って亡くなったお祖父さんのことを調べていくうちに様々なことを聞かされ体験して戦争について考えお祖父さんの生きざまを知るという感動の内容でした。「鴎」を深く知るのにこの映画はリンクしやすいと思いました。

ストーリーにラバウル航空隊もでてきます。太平洋戦争でニューブリテン島のラバウルに航空隊本部を置いていた場所で連合軍と激しい戦闘した南太平洋の地。私の義父から度々聞いていた地名でした。義父は戦争当時軍医としてラバウルにいました。南の食べ物は何でも食べた。ということも。現在の若者が想像を絶することもありましたでしょう。

このように、音楽を通して様々なことを深く知ることができます。枝葉をたくさん増やすことが大切であると思います。

♫音の森アカデミー  あすみが丘ピアノ教室


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