三か月でユーモレスクを弾く生徒さん

2015-12-21

こんばんは~、

師走とは思えない暖かさ

11月中頃の陽気だとか。。

この暖かさで近所の植木が呆けて咲いていると伺いました

自然界にも異変が起こっているようですね

水曜日レッスン室

大人の生徒さんで9月から取り組み始めて仕上がった曲

ドボルザーク作曲 ユーモレスク

♭フラットか多い楽曲で5つもフラット

地道な練習ができる素晴らしい生徒さんです✨

いつも目標に向かって頑張っていらっしゃいますよ~❣️

今夜は名曲 ユーモレスクについて紐解いてみたいと思います

ヨーロッパの音楽とアフリカの音楽を融合した新しい音楽が生まれ、19世紀末から発達し始めたのはラグタイムというスタイルの音楽です。代表的な作曲家としてアメリカの作曲家スコットジョっプリン(写真)という作曲家がいます。

スコットジョっプリン(1867-1917)

実はドボルザークの作品でラグタイムの影響があると思われる作品があります。その作品はこれもドボルザークの代表作と呼ばれる作品「ユーモレスク」にあります。なぜか不思議なくらい誰もこのことについて論じないのですが

「ユーモレスク」 のエンデイング部分は特徴的なエンデイングです。

これは我々ポピュラー肌で仕事している人間ならこのコード進行を聞いてすぐにピンときますが、メジャーコードの中に同属のマイナーコートを挟ませて最後にまたメジャーコードで終わる。という終わり方、これはブルースコードの進行そのものです。

ご参考までに上記スコットジョっプリンの代表作「メイプルリーフラグ」の一節は非常によく似ていることがわかると思います。

このブルースコードを音楽芸術作品に取り入れたのがアメリカを代表する作曲家のジョージガーシュイン、このプレーズも皆さん聴いたことがあるはずです。

はい、「のだめカンタビーレ」に使われていた曲ですね。ブルースといわれるフレーズはここの部分のことをいいます。

勿論ドボルザークがラグタイムを聴いたという決定的証拠はありません。しかし実はドボルザークは大の鉄道好きで知られ、休日は蒸気機関車でアメリカ中を旅をしたという記録が残っています。

19世紀末はラグタイムの絶頂期でもあり、アメリカのタバーン(居酒屋)では必ずといっていいほどラグタイムが鳴っていました。旅先で夜居酒屋で一杯、なんてことを当然ドボルザークはやっていたと想像がつきますので、ドボルザークが実際にラグタイムの音楽を聴いたとしても別に不思議ではありません

実際に聴いたとすれば興味深々でラグタイムにふれたのは想像にかたくありませんので、その時に経験が代表作「ユーモレスク」 に反映された、と考えるのは不自然でしょうか?

ドボルザークは都合4年間アメリカの音楽院で教鞭をとりましたが、残念ながらその時の学生から特記するような作曲家は生まれませんでした。

しかしドボルザークの作品を聴いて作曲家になろうと決意した青年がいました。その青年の名前はジョージガーシュイ奇しくもガーシュインが単なるポップミュージックの作曲家だけではなく、芸術音楽の世界を志そうと思ったのはドボルザークの「ユーモレスク」を聴いてからでした。やはりドボルザークの感じ取ったアフリカ系アメリカ人の音楽の可能性を追求し、その精神を継承したのがガーシュインだったといえるのではないでしょうか?

現代のポップミュージックでアフリカ系アメリカ人の音楽の影響を受けていないものはありません。その意味ではドボルザークの先見の明は多くの音楽作品の傑作とならび評価していいのではないでしょうか?まずはドボルザークの代表作「ユーモレスク」 クラシックに詳しくない人でも聴いたことがあるんではないでしょうか。


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